新ドキュメンタリー『ミルクト』が酪農業の知られざる背景に迫る

アカデミー賞受賞のジェームズ・キャメロン監督の新作は「強力な警鐘」になると言われています。

Dairy calves on a farm in New ZealandQuoted from “Plant Based News”   

この記事は1分で読むことができます。

地球と、そこに住む人々を守ろうとする多くの人々を集めるべく、新しい長編ドキュメンタリー映画『ミルクト』("MILKED")が署名活動を開始しました。具体的には、酪農業が使用している破壊的なシステムを解体することが挙げられます。

ミルクトはまもなくプラントベースニュースで視聴が可能となり、世界最大の乳製品の輸出国であるニュージーランドの酪農部門を深く掘り下げています。

この映画の公開と同時にミルクトの制作者たちは、今後3年間で世界の乳牛の数を25%減らすことを目的とした4種類の請願書を発表しました。

この誓願書はイギリス、アメリカ、ヨーロッパ、ニュージーランドの4カ国を対象としており、それぞれの国の指導者に向けられたものです。ミルクトは世界的な努力の積み重ねによって、よりサステナブルな食糧システムの構築を期待しており、何百万匹もの動物の命を守る発信をしています。

乳製品の問題点

ミルクトでは、酪農業が国の誇りだと広く考えられている背景に、乳産業が国にダメージを与えていることを言及しています。

酪農はニュージーランドで最大の水質汚染源となっており、単に水を汚染するだけでなく、1Lの牛乳を生産するのに1,000Lの水が必要であり、水の過剰使用であると指摘しています。

対してプラントベース代用品の場合、オーツミルクは水の使用量が13倍、土地の使用量が11倍少ない点を上げており、3.5倍もの二酸化炭素の排出を削減可能です。

現在、ニュージーランドの酪農業だけで国全体の温室効果ガス排出量のほぼ4分の1を占めていますが、ミルクトではこの数字を少なく見積もった推定値と言及しています。

さらに注目すべきは国内最大の酪農業であるフォンテラ(Fonterra)社が、今後10年間でニュージーランドの国家総排出量目標を上回ると予測されていることです。当初はインタビューに応じていたものの、その後取材を取りやめたフォンテラ社は、環境データを過少に報告していることが判明しています。

フォンテラ社は2200万トンの排出量を報告していましたが、実際の数値はその2倍。合計すると、フォンテラはスウェーデン全体の排出量を上回っているのです。

ミルクト酪農業が炭素隔離の努力をしていても、牛から排出されるメタンガスには対処できないことを主張しています。注目すべきは、メタンは二酸化炭素の84倍もの影響力があるということです。