畜産業20社の温室効果ガス排出量が英・仏・独を上回る

食肉・酪農産業は大量の排出ガスと食品廃棄物の原因となっているという報告書が発表されました。

Cows crowded in a factory farm being raised for meatQuoted from “Plant Based News”  

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畜産業や乳業が環境に与える壊滅的な影響が新たな報告書によって明らかになりました。この報告書では地球を守るためには食生活の抜本的な見直しが必要だと結論づけています。

 乳業と畜産業抱える問題

「ミートアトラス」(Meat Atlas)は、畜産業と消費に関する科学的かつ公式なデータに基づいた年次報告書です。ドイツ緑の党系の政治財団であるハインリッヒ・ボール財団が、世界最大の草の根環境ネットワークである地球の友ヨーロッパのヨーロッパ支部と共同で発行しています。

その76ページに及ぶ報告書によると、畜産会社20社が排出する温室効果ガスの量はイギリス、フランス、ドイツを上回っています。さらに5大食肉・乳業メーカーは、世界最大級の石油・ガス会社であるエクソン(Exxon)と同量の温室効果ガスを排出していいることも分かりました。

またその土地の利用方法も問題視されています。報告書によると世界の農地の4分の3は、動物の飼育やその餌となる作物の栽培に使われています。

「ブラジルだけでも1億7,500万ヘクタールが家畜の飼育に充てられています」と報告書はは述べています。この広さは、欧州連合の全農地を合わせた面積とほぼ同じです。

畜産は公衆衛生上のリスクも伴います。 ミートアトラスでは、畜産システムにおける抗生物質の過剰使用が微生物の耐性を引き起こしていると指摘しています。これは「人間の医療において最も重要な治療法の一つである抗生物質の効果を脅かすもの」と報告されています。
 

chickens crowded in a factory farm being raised for meat