CO2排出量がアマゾンの熱帯雨林の吸収量を上回る

 アマゾンの熱帯雨林の状態が悪化しているのは畜産が関係しているようです。CO2排出量がアマゾンの熱帯雨林の吸収量を上回るのは今回で初めてとなります。

Amazon Rainforest Now Emits More CO2 Than It Absorbs For First TimeQuoted from “Plant Based News” 

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世界最大の熱帯雨林が気候危機を悪化させていることが、新たな研究で初めて明らかになりました。アマゾンの熱帯雨林はCO2を吸収する能力があるため、かつては気候変動を遅らせていましたが、現在では毎年10億トンもの二酸化炭素を排出しています。

この主な原因は、牛肉や大豆を生産するための土地を整地するために意図的に起こされた火事です。生産された大豆の多くは食肉産業へ引き渡されます。WWF*によると、世界の大豆収穫量の約80%が家畜の餌になっています。

また、気温の上昇や干ばつなども排出量の増加につながっています。

*WWF : 世界自然保護基金(World Wide Fund for Nature)

加速する気候変動

ブラジル国立宇宙研究所が中心となったある研究は、9年間にわたって行われました。研究者たちはブラジルのアマゾンにある4つの主要エリアで、約600回の飛行実験を行い、森林の上空4,500メートルまでの二酸化炭素と一酸化炭素の量を記録しました。

その結果、熱帯雨林は年間5億トンのCO2を吸収する一方で、15億トンのCO2を排出していることがわかりました。大気中に残された10億トンは、世界第5位の汚染国である日本国内の年間排出量に相当します。

研究を主導したルチアナ・ガッティ(Luciana Gatti)氏はガーディアン誌(The Guardian)に対し、このように述べています。

二つ、非常に悪いニュースがあります。まず、森林の燃焼によって発生するCO2の量は、森林が吸収する量の約3倍に値します。」

「二つ目に、森林破壊が30%以上の場所では森林破壊が20%以下の場所に比べて、炭素排出量が10倍になるということです。アマゾンでの火災を防ぐことができれば、炭素の吸収源となります。しかし私たち人間は逆に、自らの手で気候変動を加速させているのです。」