
ニュージーランドでコロニーケージ廃止の声が高まる
家禽飼育においてのバタリーケージの使用が禁止されようとしていますが、コロニーケージは引き続き使用される予定です。
Quoted from “Plant Based News”
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ニュージーランドでは、全国の養鶏場で問題となっているコロニーケージの廃止を市民が求めています。
コロニーシステムは「深刻な過密状態」につながるとして、これを廃止するためのオンライン請願書が作成されました。
コロニーケージ
ニュージーランドでは来年にバタリーケージが禁止されますが、コロニーケージは引き続き使用されます。コロニーケージでの1羽あたりのスペースはA4サイズの紙1枚分で、約80羽もの鶏が閉じ込められています。
「ニュージーランドでは120万羽以上の鶏がコロニーケージで集中的に飼育されており、基本的な自由が与えられていない状態です。政治家は卵よりも鶏を優先し、ニュージーランドで鶏をケージに入れる惨い行為を違法とするべきです。」と嘆願書には書かれています。
動物保護団体のSAFEは、ダミアン・オコナー(Damien O'Connor)農業大臣に禁止令を出すよう要請しています。この嘆願書は現在1,000人強の署名が集まっており、10万人を目標としています。さらに、動物の身体的健康と行動上の必要性を満たすことを求めている国の福祉法にも反すると、運動家たちは主張しています。
ヨーロッパでのケージ使用禁止
現在、スイスやルクセンブルグ、ドイツ、デンマーク、スロバキアでは、ケージの使用が禁止または廃止されています。さらに、アメリカの8つの州では、ケージを使用した卵の生産・販売が禁止されています。
ヨーロッパの農場におけるケージの使用は、2027年までに禁止されることが今月初めに発表されました。この動きは欧州委員会の決定を受けて、約3億頭もの養殖動物の生活に影響を与えることになります。
SAFEは、来年3月にニュージーランド議会に請願書を提出する予定です。