衝撃的アニメーション...ペットボトルの大量生産をリアルに再現

 この作品を通して伝えられるのは、私たち人間が実際に地球に与えている影響です。

Quoted from “Plant Based News”

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いま世界的に起きているプラスチックによる汚染問題の重大さについて焦点を当てた短編アニメーション『ヒューマニティーズ・インパクト』(Humanity’s Impact)が公開されました。このアニメーションでは、世界で生産されるペットボトルの量がリアルタイムで映し出されています。

またこの公開と同時に、拡張現実が体験できるアプリ『Augmented Reality』はサステナブルな未来の創造を目指したプロジェクトをスタートさせました。

映像で映し出される「大量生産」

このアニメーションは映像プロダクションの『ウェーストミンスター』(“Wasteminster)”の試作過程でつくられたものでした。風刺の効いたアニメーション『ウェーストミンスター』では、イギリス首相ボリス・ジョンソン氏によってイギリスがプラスチックで埋め尽くされてゆく描写が描かれています。

一方『ヒューマニティーズ・インパクト』でモデルにされているのは、1960年代のアメリカ郊外です。本編ではこの街の模型が、プラスチックで埋め尽くされていく様子が映し出されています。1秒に2万ものペットボトルがキッチンの窓から押し寄せ、町に住む人々や犬の模型を飲み込んでいきます。 

消費的文化の闇

風刺的なこの映像作品は、現代の「消費的文化の闇」を浮き彫りにさせています。本作品に登場する陽気な口調のナレーションやマネキンたちは、1960年代を彷彿とさせます。

担当ディレクターのシルヴァンダー・ウォード (Sil van der Woerd)とジョリック・ドジ― (Jorik Dozy)氏はこう話しています。

「コメディーは世界の人々へ悲しい現実を伝えるための力強いツールになると、私たちは信じています。この模型やマネキンは私たち人間を、ただ映しているわけではなく、このアニメーション自体が私たちの鏡のような映像になるように製作をしました。ものごとを面白おかしく伝えるには生身の人間よりも、模型やマネキンの方が良いと思っています。」

変化への呼びかけ 

いま世界中では、1秒に百万本ものペットボトルが作られています。
そしてリサイクルされているのは、そのうちのたった9%です。
残りの91%は放置されていたり燃やされたり、地面や海に埋め立てられているのです。

「この作品を通して人々の意識を、数字や統計では達成できない新たな段階へ導くことができれば良いと思います。私たち人類が与える地球への影響について理解を深めることは、変化への第一歩なのです。」と、二人は話しています。

さらに映像のラストには、プラスチック汚染連合(Plastic Pollution Coalition)による呼び掛けが流されています。ここでは世界最大のペットボトル生産者であるコカ・コーラ社に、消費者がペットボトルによる地球の汚染を望んでいないことを伝えるための請願書の署名活動に賛同するよう呼びかけています。